アウトドアで注意したい、スズメバチの対処法

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アウトドアは子どもの成長にとてもよい作用をもたらしますが、一方で様々な危険があることも否めません。その危険のうちの1つがスズメバチで、万が一刺されてしまったら最悪の場合死に至ることもあります。

今回は「アウトドアで注意したい、スズメバチの対処法」についてまとめてみました。

スズメバチの危険性

スズメバチの危険性について

日本で一番被害が多いのがスズメバチによるものです。他のハチよりも攻撃性も毒性も高く、スズメバチによる死亡者は毎年平均30〜40人にものぼると言われています。

スズメバチの毒液は「毒のカクテル」とも呼ばれ、特に神経毒には強力な作用があります。スズメバチは毒をまき散らすことがあり、これが目に入ると失明する場合もあります。

この毒液の中には攻撃フェロモンが含まれており、巣の多くの仲間を引き寄せて一斉攻撃させようとします。

恐ろしいアナフィラキシーショック

ハチ毒が体内に入ると異物として認識され、抗体ができます。再びハチ毒が入るとハチ毒に含まれる抗原が抗体と結合し、ヒスタミンなどの化学伝達物質を大量に放出します。これによって短時間のうちに蕁麻疹や呼吸困難などの症状を引き起こします。これをアナフィラキシーショックといいます。

他にも血圧低下や意識障害などを引き起こすこともあります。ハチ毒によるアナフィラキシーショックは発症時間が10〜15分と短いため治療が間に合わないことが多く、最悪の場合は死に至ることもある恐ろしい症状です。

スズメバチはどんなところに発生したり、巣をつくったりするのか?

スズメバチはいつ頃どんなところに発生する?

スズメバチの女王は4月頃目を覚まして巣作りを始めますが、この頃のスズメバチは大人しく被害もそれほどありません。働きバチが増えて繁殖のピークを迎える8月以降になるとスズメバチの攻撃性が高まり被害が増え、10月頃までその状態が続きます。

スズメバチは幼虫のエサとなる昆虫や餌場を荒らす敵、巣に危害を加える敵に対して攻撃を加えます。そのためスズメバチが発生するのは巣が違くにある場所、もしくは餌場が近くにある場所と考えてよいでしょう。

スズメバチはどんなところに巣を作る?

ではスズメバチはどんなところに巣を作るのでしょうか。オオスズメバチは土の中に巣を作ることが多く、登山などをしているときに気づかずにうっかりスズメバチの巣に近づいてしまって事故に遭うというケースも少なくありません。
里山だけでなく、庭木周辺、軒下、屋根裏、床下、配電盤、鳥の巣箱など住宅街においてもどこにでも巣を作ります。

もし、家で蜂の巣を見つけた場合はこちらの記事に詳しい対処法が書かれていたので、チェックしてみてください。

こどもを守る!スズメバチを見つけた時の対処法について

スズメバチを見つけたら

スズメバチを見つけると、パニックになって泣き出す子もいますが、スズメバチに刺激を与えることは禁物です。手で払ったり大声を出したりするとスズメバチは攻撃されたと認識して警戒フェロモンを出し、仲間を呼んで一斉攻撃に繋がってしまうことがあります。できるだけ冷静になるように諭しましょう。

態勢を低くして静かにしていれば刺されないとはっきりと伝え、ゆっくりと後ずさるようにしてその場から離れさせましょう。

万が一刺されてしまったら

それでももしスズメバチに刺されてしまったら、とにかくその場から離れて仲間の攻撃から逃げましょう。
安全な場所まで離れたら傷口を冷水で洗い流し、毒液を絞り出します。もしも針がまだ刺さっているのであれば、ピンセット、もしくはカード2枚を使って抜きましょう。決して口を使って毒液を吸い出してはいけません。

患部を冷やして虫刺され薬を塗り落ち着いて安静にしましょう。これまでの間に具合が悪くなったり様子がおかしくなったりしたらすぐに救急車を呼びます。もしも目立った症状がなくても時間差で症状が出る場合もあるため、必ず医療機関を受診するようにしましょう。

まとめ

スズメバチの対処法についてまとめてみました。
せっかくの楽しい思い出が台無しになってしまわないよう、スズメバチ対策の知識だけでも覚えておくようにしましょう。